菊地夏野のブログ。こけしネコ。


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2018年 09月 16日 ( 1 )

粉(と液体)ミルクを奨励するのが男女共同参画?

 下記のような声明をNOW(アメリカで最大の女性団体の一つ)が出していました。代表の方はこんな感じ。

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 内容は「ドナルド・トランプが母乳育児を脅かしている そして母親の健康を企業の利権に売り飛ばそうとしている」というものです。面白かったので訳してみました。

********************************

ドナルド・トランプが母乳育児を脅かしている そして母親の健康を企業の利権に売り飛ばそうとしている

NOW代表トニ・ヴァン・ペルトによる声明

ドナルド・トランプが世界の舞台に登場した時、世界は震え上がった。今年の早い時期にトランプ政権が、母乳育児を奨励し、代用品の誤った商品化を縮小しようとする決議を弱体化、あるいは破棄するようWHOに圧力をかけているというニュースが報じられ、トランプ大統領のヨーロッパ周遊は不安を持って迎えられた。

何人かの担当者によればWHOで、トランプ代表団は、母乳育児への支援を肯定する言葉を削除することに失敗して以来、その表現を導入しようと考えている他国を脅し、圧力を与えるようになったという。『ニューヨーク・タイムズ』によれば下記の通りである。

露骨なアメリカ人:エクアドルが主導権を手放さなければ、ワシントンは貿易制裁を発動させ、必要な軍事援助を撤回するだろう。エクアドル政府はやむなく直ちに従った。

イギリスの健康政策担当者は会議で、「ゆすりに近いことが起きた。アメリカは、世界を人質にとり、子どもと若者の健康を守る最善の方法のために40年近くにわたって形成された合意をひっくり返そうとしている」と語った。

だがそれがドナルド・トランプのやり方である。彼は人質グループのリーダーのようなものだ。

それが国境上にいる子どもであれ母親の胸に抱かれる子どもであれ、ドナルド・トランプは外交政策を、自らのビジネスの利益を拡大し、より多くの富を彼の友人と財政的投資者につぎ込むための手段と見ている。強力な粉ミルク産業はドナルド・トランプをつかまえた−−−合衆国の多数の政治家と官庁に影響を与えることができるように。

ドナルド・トランプは粉ミルク産業と談合した疑いがある。彼らはまた、女性と子どもを傷つける人種的不平等のシステムを永続化させている。有色の女性はこの国において最も脆弱な集団のひとつだから、彼女たちが実際に母乳で育てることを不可能にする要素の標的とされやすい。

WHOと米国小児科学会は、幼児には生後6週間は母乳以外のものを与えないことを奨励している。ドナルド・トランプは科学を尊重せず、公衆衛生に価値をおいていないのかもしれないが、我々は違う。NOWは、合衆国政府が母乳が子どもにとって最善であることを証明した長年の調査研究を無視するのをやめるよう要求することを女性たちに呼びかけたい。

*********************************

 母乳育児をフェミニズム団体が守ろうとしているなんて奇妙に思われるかもしれませんが、保守系が「子どもは母乳で育てるべきだ!」と言っているのとは違うレベルで、母親にとっても子どもにとってもナチュラルな食生活(?)がいちばんいいのです。
 日本は食の安全性についてあまりに意識が低いですが、添加物や化学調味料、農薬等の危険性は知れば知るほど怖いものです(探せば文献はたくさんあります)。きちんと規制すべき厚生労働省が全くの無知怠慢ですからわたしたちは世界レベルで見ても非常にやばい状態に置かれています。私はフェミニズムも食の問題にもっと取り組むべきだと考えています。
 この声明はトランプの粉ミルク産業とのつながりを批判していますが、これをみて、なるほどネオリベ政治家はこういうふうに見えにくいやり方で女性やこどもの体を危険にさらしていくのかとすごく感じ入りました。
 粉ミルクは、一見忙しい女性にとって便利なものに思えますが、長い目で見れば決して体に優しいものではありません。もちろん私は絶対母乳で育てるべきだなんて思いませんから、母乳か粉ミルクか選ぶのはまずその母親に権利がありますし多様な方法が提供されるべきですが、トランプは、母乳育児は自分にとって何の儲けももたらさないので、粉ミルク育児を増やして儲けようとしているだけですね。
 ヒラリーだったらどうかと考えれば‥まあトランプほど業界利権のために直進はしないかも知れませんね。

 とこういうふうに考えていたところ、日本の男女共同参画局のメルマガに、こんな文が‥

*********************************
《内閣府 男女共同参画局から》

●「乳児用液体ミルクについて」ウェブサイトページを開設しました

 乳児用液体ミルクは、液状の人工乳を容器に密封したものであり、常温で長期間の保存が可能な製品です。そのまま飲むことができ授乳時の調乳の手間を省くことができることから、乳児用粉ミルクに比べ、授乳者の負担軽減や安全面で、利点があると考えられています。
 平成30年8月8日、乳児用液体ミルクを国内で製造・販売するための安全基準や表示許可基準が定められ、事業者がこれらの基準に適合した乳児用液体ミルクを国内で製造・販売することが可能となりました。
 
※内閣府男女局HP「乳児用液体ミルクについて」 はこちらからご覧ください
 http://www.gender.go.jp/policy/saigai/milk.html

********************************

 該当ページは「乳児用液体ミルクの普及に向けた取組」として忙しい家庭や災害時に便利だから許可したみたいに書いてあります。液体ミルクなんて本当に安全かちゃんと調べているのか疑問だし、何よりこれって「男女共同参画政策」になるのか?という問題です。
 忙しい母親や災害時のために行政がすべきなのは、子どもがいても安心して働ける環境や法の整備と災害対策ではないでしょうか。
 まあこんなのは些事としてするっと見逃されていくのでしょうが、何の議論もなく「ミルクって便利!」という気分だけ押し流すって違うのではないでしょうか。今の日本の女性政策は女性も男性同様ギリギリまで働かせて、子育て介護もやってもらう、ということになってしまっていて、母乳でゆっくり子どもを育てるよりも、粉ミルクでさっと授乳は済ませてもらってすぐ仕事に戻ってもらった方が経済界的にはいいのかもしれませんね。
 トランプの場合のように業界との癒着はないのでしょうか。
 日本ではほとんど議論されていないようですが下記の記事がありました。


 上記の最後にあったように、第3世界への影響が心配です。相変わらずトランプの尻馬に乗る日本政府。男女共同参画もバカにされたものです。











































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by anti-phallus | 2018-09-16 12:06 | フェミニズム | Comments(0)