菊地夏野のブログ。こけしネコ。


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女子力批判系文献

 『ゼロ年代の音楽 ビッチフォーク編』(河出書房新社)の紹介。
 最近、この手の文献や情報に手を出しています。この手のというのは、「女子」系というか、女子力とか○○女子とか最近の、女性表象シリーズ文化。
 「女子」という言葉はだいぶ前から言われていて、その後、ここ数年か、女子力という言葉がブームに。わたしは始めは距離を置いていました。なんかうざいなーという感じで。ですが、学生が女子力で卒論を書いたり、女子系の言葉があまりに多く目につくようになりもう自然化されそうな勢いになっているのを見て、そうも言ってられなくなり。
 基本的には、ネオリベ的な政治社会状況におけるジェンダー秩序の再編だと思っています。構造としては戦後のジェンダー秩序と大きく変わってはいないと思われますが、でも意匠の部分で新しい語彙や技法がたくさん「盛られて」いて、非常に面白い。
 今後、深めて広げていきたいと思っています。というところで、まず指摘しなければならないのが、女子系のボキャブラリーはあまりに多く、メディアや日常会話にあふれているのですが、それを批評する言葉が不在であるということです。女子力や女子系の言葉に疑問や違和感を表明する言語がほとんど見られないのです。ちょっと批判的な文脈でも、最終的には○○系女子の○○の中をずらしたり、あるいは「女子」的アイディアのポジティブな面を強調したりで終わります(例示できなくてすみません)。これは恐ろしい。。。だって、女子系言語って上にも書いたように基本的にはひとにジェンダー規範を要求する、保守的なものなのですよ。そういうジェンダー規範がある程度社会に流通して、主流化するのはしかたないです。社会ってそういうものだから。でも、それを斜めから見る、語る姿勢がないというのはそれは全く別格の、大きな問題です。ある規範が全てになってしまうというのは、極論すればファシズムですから。
 これは、フェミやジェンダー論の怠慢であり、現在の限界に他なりませんよ、ドン(机を叩く感じで)。
 というわけで、数少ない関連書籍が冒頭の。
 これはジェンダー論というよりは、音楽論なんですが、フェミを意識したスタンスの上での音楽論という、そういう意味でも珍しい本。色んな人のエッセイや批評、座談会録が集められています。わたしは非常におもしろかった。まあ女子力系言語を批判したのではなく、音楽全般の批評ですのでそこは誤解なきよう。
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by anti-phallus | 2013-04-08 21:14 | ブックレビュー | Comments(2)