菊地夏野のブログ。こけしネコ。


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ますますやば

 橋下市長の妄言に続いて、安倍までも出てきて、まじで息苦しくなってきてしまいました。

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 従軍慰安婦問題:安倍元首相、河野談話を見直す必要
毎日新聞 2012年08月28日 19時54分(最終更新 08月28日 20時12分)

 安倍3件晋三元首相は28日のTBS番組で、戦時中の従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍による強制性を認めた93年の河野洋平官房長官談話を見直す必要があるとの考えを示した。安倍氏は「おそらく(当時は韓国に)配慮して状況を収めようということだった。外交では言いたいことを言えばいいわけではないが、完全に事実に基づいていないものは中長期的には両国の友好において結果として維持できない」と述べた。

 安倍氏は06〜07年の首相在任時、談話を踏襲する考えを示す一方、07年に「強制連行を直接示す資料は見当たらない」との政府答弁書を閣議決定した経緯がある。安倍3件氏は次期衆院選をにらんで橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」との連携を模索しており、橋下氏も答弁書を評価する発言をしている。

 安倍3件氏は番組で、憲法改正や教育再生などを挙げて「(維新の会とは)ずいぶん共通部分がある」と強調。談話の見直しにも言及することで、「保守連携」の流れをつくる狙いがあるとみられる。【坂口裕彦】

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 この記事、従軍慰安婦という言葉を素で使ってて、ちょっといい加減に「従軍」はやめてよという感じですが、もうそれどころではなく。

 まあ考えてみれば、安倍はかなり「慰安婦」問題にはこだわりのある政治家なので、このタイミングで出てくるのは予想できたことですね。橋下のほうはおそらくそれほどこの問題オンリーにこだわりのあるひとではなさそうだから、彼の発言だけだったら、「このタイミングでこの問題について発言したのはどんな裏があるんだろう?」という疑問がわくところでしたが、ここで橋下人気を利用して安倍が出てくるとは。。わたし、政治オンチなのでやられました。

 ああ、ますます日本の政治はひどいことになってしまう。世界中から孤立して、しかも別に正当な理由だったら孤立してもいいだろうけど、性暴力被害女性を侮辱した孤立。最悪ですよ。

 橋下にしても安倍にしても、「慰安婦」は強制連行ではない、ということしか言ってないのですがこの問題設定にのってはいけないです。強制連行という言葉からイメージするのは、警察や官吏が無理矢理力づくで少女を家や街から連れ去る、というものでしょう。現実にはどうだったかというと、そういう強制連行もありました。被害者自身や目撃者の証言が各国、各地域にたくさんあります。
 
 しかし、橋下らは証言は証拠ではないと、全否定です。彼らは「公文書」しか証拠として認めません。(頭かたいですね〜)しかし、どんな愚かな加害者であろうと、自分が無理矢理人を力づくで連れ去ったとかこれから連れ去るぞとか、わかりやすい文書を残すでしょうか?怪人二十面相の犯行予告を、みながやるでしょうか?やらないです。「慰安婦」問題は軍や政府が関与しているのですからなおさらそんな莫迦な証拠は残さない。(敗戦時に、日本軍が文書資料の焼却命令を出したことを忘れてはなりません。)ただ、指揮系統に従って、あるいは民間の風俗業者に「○○に何人連れてこい」と命じるだけです。そういう文書は残っています。

 また、そういう分かりやすい強制連行ではなく、お店で雇うとかだまして連れていった詐欺的手法もありました。その証言や資料も残っています。
 たくさんの研究書が出ています。

 『日本軍「慰安婦」関係資料集成 』(鈴木 裕子, 外村 大, 山下 英愛 編集)という、分厚い資料集も出ています。
 証拠はあるのです。

 ですが、橋下や安倍らはいくら証拠を提示しても、それを証拠とは認めません。彼らはそれを認めたくないのですから。
 彼らにとって、「慰安婦」の国家責任を否定するのは、冷静な検討の対象ではなく、信仰になっているようです。信仰を持つのは自由です。何かを信じるのは大切なことです。ですが、信じるのなら、もっとまとまなことを信じてほしい。
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by anti-phallus | 2012-08-29 22:27 | 日本軍「慰安婦」問題 | Comments(0)

今日の報告

 今日は週末の学会発表の準備が一段落。フィリピン女性たちの国籍法改正訴訟についてです。
 まだ完成してないけど、山場は越えたような感じでほっとしました。
 全然トレンドじゃないこんなことをやっててどうなんだか分からないけど、自分の関心は仕方ないですよね。

 何かこういう締め切りのある仕事を抱えてると、何をしてても心が晴れず、気になってしまう。でもある程度できてくるときの気持ちはとても安らか。周りはどうでもよくなりますね。

 最近、家の近くでかわいいカフェも見つかったし、よかった〜★

 といっているなかにも橋下市長が「慰安婦は強制ではなかった」発言、追っかけて石原都知事も。こういう保守がハッスル(古)する時代なんですよね。日本の政治状況はむちゃくちゃになってる気がします。人々の心も相当荒れてるんじゃないかな。人間はそれなりに強いから、荒れてもなんとか社会はやってけちゃう、ということを3.11以降学んだように思います。痛い勉強ですが。
 
 落ちなしですが、とりあえずおやすみなさい〜◎
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by anti-phallus | 2012-08-27 23:17 | つれづれ | Comments(0)

沖縄

 沖縄の復帰運動を率い、復帰後の沖縄社会を規定した政治システムを「68年体制」というらしい。そしてそれに批判的な新しい潮流を「95年世代」と呼び、反復帰論や琉球独立論によって特徴づけられる。なかでも女性たちの「オキスタ107」が注目される。
 沖縄のこの新しい動きを知り、最近の沖縄言説の変化をどう考えたらよいのかという迷いも少し整理されたし、希望が感じられるようで非常に嬉しい。こうやっていつも沖縄から希望をもらってしまうというのは95年以来のわたしのだめな癖かも。別にいいのか?よく分からん。
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by anti-phallus | 2012-08-16 18:09 | Comments(0)

クレイジーホース★パリ 夜の宝石たち

 ワイズマンの新作。ワイズマンは社会派ドキュメンタリー監督。視点が鋭いひとなんで、通好みかな〜。
 クレイジーホースというのはパリにある由緒あるキャバレーらしい。「世界初にして、最高のヌードダンスショー」を標榜。ワイズマンはそこに入り込んで、表と裏を撮影。
 これが不思議な後味を残す映画で、気づかない人には単なる長丁場やったなーで終わりそうなんだけど、一旦気づいてしまうと、痛烈な現代社会の表象批判として解釈できる。
 前半は、観客の期待通り、クレイジーホースの魅惑的なショーに目を奪われる。美しく鍛えられた女性たちの身体が戯れ合い、うごめき、見る者の感性に訴えかける。また制作側の苦労を伝える一幕も入ってきて、前作『オペラ座』同様、ショーの裏側にある娯楽産業としての悲哀をかいま見せる。
 しかし、だんだんと、ショーに飽きてくるのである。これが直接、劇場で観ているのならまだしも、映画なのだから結局は自分の目で見ることはできず、あくまでカメラが見ているものを観せられているだけ。そのカメラが、だんだんと冷たく感じられてくると、観るものは、「結局、女性の美とかエロスの極致(制作者のインタビューでの言葉)とか言っても、似たような顔した女性が身体くねくねさせてるだけじゃんか」という皮肉な気持ちになってくる。
 そうしているところに、ダンサーのオーディションの場面。10人ほどの応募者にひとりずつ踊らせ、審査員のコメントが入る。そのなかで、他の応募者たちと違って体つきの大きい男性らしき、けど胸も多少あるような応募者がステージに出ると、審査員がざわめき、さっさとダンスを終わらせ退場させる。そしてそのときのコメント、おそらくは内輪でささやいた程度であろう監督の「性転換者はダメだ。チャーミングだけどね」というひとことを映画は敢えて残している。オーディションの終わり、受かったダンサーたちを前にして、また気になるコメント、「ロシア人は何人?」。
 つまり、クレイジーホースはパリの生粋の美の殿堂を気取りながら、結局は、「ヨーロッパ的」基準の「美しい女性」を並べているだけであり、そこではジェンダー二元論は当然崩されてはならず。美というのは同じような高い身長、長い手足、白い肌、整った目鼻立ちという基準で決定されるものであり、「パリの紳士」が通う場所でありながら、ダンサーたちの少なくない割合はロシアからの移民なのだ。
 もちろんこのような美の基準、白人中心主義的ジェンダーステレオタイプは、クレイジーホースのみならず、現代のほぼあらゆるマスメディア等表象産業を覆っているものである。しかし、ベネトンの多文化主義的販売戦略が定着した今、そのような復古的世界はどれだけ維持できるのだろうか?フランス社会は非異性愛への承認意識が低いという主張があるが、まさにそれを見せてくれたよう。
 制作者たちのクレイジーホース礼賛コメントが続く中、白けた気分にならざるを得ない。エロス、セクシュアリティというものはもっと流動的で、変容するからこそ面白いはずだと私は思うが、この映画で映し出されたクレイジーホースにおける美は、定型的で、世の中のマスの価値観を代表しているに過ぎない。

 ワイズマンがどこまでを意図してつくったかは分からない。このような表象の構造批判までは意図していないという解釈の方が穏当かもしれない。だが、観る者に対して、大きな解釈の幅を与えることこそが、ワイズマンという尊敬すべき映画監督のねらいだといって差し支えないだろう。
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by anti-phallus | 2012-08-06 19:15 | シネマレビュー | Comments(0)

インド

 なんかほんとにインドは大変だったんですが、ちょっとだけのひとびととの交流がやけに思い出に焼き付いてる感じです。大変さはいつか書けるといいなあと思うけど、ささいな関わりというのはどこかに書いておかないと消えそうですよね。
 全く変な関係性だったけどずっといっしょだった宿の少年、青年?たちとか、気持ちよくマッサージしていただいたけどお金でもめた少女、女性?たちとか笑顔がすごく記憶に残っています。もっとじっくりコミュニケーションしたかったなーと思うのは今だからなんですよね。うう。。
 あの大変な時間、自分はいったい自分だったんだろうかとか。
 やっぱりこれまで行った国とはかなり違ってた、インド。いちばんの魅力は、時間とか効率とかを考えていない感じ。合理性に基づいて、次々に正確に仕事をこなすようなことには興味を持っていない感じ。だらだらと、時間はたっぷりあって、だからひととのおしゃべりに延々と時間を費やしても安心、平気な空気。
 とはいえコルカタのある西ベンガル州も、共産党政権から数年前に変わったらしいし、どんどん街の雰囲気も変わっていくのかもしれません。
 日本と全く真逆な世界。それが初インドの私の印象。
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by anti-phallus | 2012-08-05 00:50 | その他 | Comments(0)