菊地夏野のブログ。こけしネコ。


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カテゴリ:非常勤問題( 7 )

ハラスメントと大学の構造

 前エントリで触れた報告が無事終了しました。
 やってみると改めて、雇用の問題からハラスメントを考えるってすごい鋭いなと実感。

 セクハラというと、個人の問題と思われている。問題ある加害者(ハラッサーなどといわれる)が、組織の中でする問題行動と思われていて、特殊なひとがやるもののように思われがち。
 もちろんそういう次元もある訳だけど、わたしは大事なのはそこに止まらず、構造の問題として認識し直すことだと思っている。
 ハラスメントは、その組織の権力関係を背景に持っているから、問題なのです。対等な関係だったら、不快なことがあれば言いだしやすいので、深刻化しない(はず)。関係性がそもそも上下関係でできているから、ハラスメントになってしまう。
 だから、その背景の権力構造を問わないと、問題の本質に迫れないのです。
 大学世界はとくに入り組んだ上下関係、権力関係があるのでハラスメントが深刻化しがち。
 最近の大学世界は、新自由主義がそのまま入り込んできていて、競争は激化し、労働条件は悪化しているので、権力構造はより複雑化している。

 しかし多くの場合、構造を問うよりは個人レベルで問題化する(ハラッサーはこんなに変な人!みたいな)方が容易なので、なかなかそこまでいかない。
 ですが今回の企画は正面から大学の構造を雇用という点から問うもので、面白かった。
 
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by anti-phallus | 2014-09-08 16:34 | 非常勤問題 | Comments(0)

(番号訂正しました)京大非常勤調査完成!

長年やっていたものがやっと報告書を出せました。
どうぞご覧くださいませ。


+++++++++++++++++++++++++++++++++

調査報告書発行のご案内
「大学×非正規×女性の〈貧困〉を問う
     −京都大学非常勤職員の実態調査報告−」

 本プロジェクトは、変動する大学において格差や貧困を
どのように把握すべきなのかという問題意識から、女性の多い
非常勤職員の雇用環境に注目して、実態調査を実施しました。
 非常勤職員の雇用条件が大きく変わろうとしていた京都大学において、
1000人以上の当事者の方々にアンケート票を配布しました。
 その結果を報告書として形にしましたので、大学関係のみなさま、
あるいは運動関係者、またそれにとどまらずこの問題に関心のあるみなさまに
是非手に取ってお読みいただければと思います。

※ ご希望の方は、下記アドレスにメールでお名前、送付先住所、冊数をご連絡の上、
  下記口座に代金を振り込んでください。

お申し込み先:
「大学非常勤職員のワークライフバランス」研究会
担当 菊地夏野 love-and-peaceあっとwine.plala.or.jp
   (「あっと」を@に変えて下さい)

※ 1冊700円(送料・手数料込み、メール便でお送りします)
  振り込みが確認でき次第発送致します。

振り込み先:
ゆうちょから 00970−9−165528
他の金融機関から ゆうちょ銀行 099店 当座 0165528
名義 小林 千夏(コバヤシ チナツ)






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by anti-phallus | 2014-05-30 19:09 | 非常勤問題 | Comments(0)

京大非常勤職員実態調査関連

 ええっとちょっと遅ればせながら、寄稿しましたのでお知らせです。
 よろしければ読んでやってください。

+++++++++++

 アジア女性資料センターよりおしらせです。転送歓迎♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆◆『女たちの21世紀』最新刊NO.74
【特集】学ぶことの権利――ジェンダー・階層・エスニシティ
                   刊行しました!◆◆
      http://bit.ly/13MMOjz

 政治・経済分野での大きなジェンダー格差に比べれば、教育の格差は一見、重
要ではないように見えますが、ほんとうにそうでしょうか?
 困難をかかえる家庭の子どもたちにとって、教育がエンパワーメントの機会に
ならず、むしろ社会的排除を強化するプロセスになってしまうとき、貧困の再生
産のサイクルは強まってしまいます。ジェンダー・階層・エスニシティの相互作
用に焦点をあてて、<権利としての教育>について考えていきます。
 南京における日本軍「慰安婦」パネル展をめぐる中国のフェミニスト金一虹さ
んの論考も特別掲載。表紙は桂ゆきさんの作品です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【特集】学ぶことの権利――ジェンダー・階層・エスニシティ
定価1200円(送料別)

特集にあたって  本山央子
図表で見る 教育とジェンダー  田宮遊子
生活保護受給世帯の子どもたちと高校進学の壁
――アスポートによる学習支援の取り組みから  岩月桃子
「子どもの家」廃止が意味するもの  生田武志
不平等の再生産とジェンダー
――若年不安定就労女性へのインタビューから  内田龍史
外国にルーツがあることを誇れる日まで  皇甫康子
「周縁化される」外国人女性と子どもたち
――とよなか国際交流協会の取り組みから  今井貴代子
日本の高等教育とジェンダー格差  中島ゆり
大学に埋め込まれる女性の貧困
――京都大学非常勤職員実態調査から  菊地夏野
貧困の再生産をもたらす奨学金制度  本山央子
「自分のことは自分でできるように」
――生活困難層の子育て・教育方針  盛満弥生
「わたしたちの学校」をつくった在日一世の女性たち
――太平寺夜間中学独立運動とマイノリティの教育権  徐阿貴
権利としての教育とは
――1950年代の生活記録運動から考える  辻智子

★さらにくわしい目次とご注文はリンクから http://bit.ly/13MMOjz
またはアジア女性資料センター事務局(ajwrc@ajwrc.org)まで。
**************************************
アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
Tel: 03-3780-5245/ Fax: 03-3463-9752
E-mail: ajwrc@ajwrc.org
http://www.ajwrc.org/
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AJWRCホームページ左下のアイコンからどうぞ。
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『女たちの21世紀』最新号No.74「生活保護――女性の貧困とセーフティネット」
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by anti-phallus | 2013-07-16 15:06 | 非常勤問題 | Comments(0)

自由の境界線 くびくびと入試問題投稿事件

 昨日のエントリは、入試の件について書きたかったというよりは、同じ京大で起こった別の事件について書こうと思ったのがきっかけだったのです。ツイッター上ではさんざん報じられてますが、union extasyのテント強制撤去未遂の件。(エクスタシーのブログ参照)

 入試問題で過敏になった管理者が、テントが目立つのを忌避したのか、強制撤去しようとしたところ、学生たちが抵抗して、理事と直談判した結果、その位置に在ることを認められた(補足:認めたのは施設管理関係の管理職の方らしい)。

 エクスタシーを支援しているわたしとしても他人事ではなく、固唾をのんでw見守っていたが、とりあえず落ち着いて良かった。まあ5年条項や均等待遇の件自体はちっとも解決してないんだけど、あそこにテントがあって、色んな問題の駆け込み寺みたいになっていて、まあ駆け込み寺といっても逃げこんだひとの問題が自動的に解決されるわけではもちろんなくて、でもとりあえず、社会的な大きな権力に対して抵抗している力が目に見える形で、カフェとしておかれているというのはやはり心強く、ほっとするのであった。

 学生運動がいつまでも(ちょぼちょぼ)残っていて、自由のかけらみたいなものが在るんじゃないかと期待される京大も、法人化以降どんどん変わっていってるなあと実感していたが、全く希望がない訳ではないと思わせてくれた出来事。
 抗議してくれた学生や支援者・組合員たちと、話し合いに出てきた理事の間で、わずかにせよ信頼関係はほんのちょっと構築されたのではないだろうか。この関係性が、これだけに終わらず、5年条項/均等待遇という問題そのものについて解決させる力となればいうことないのだが。

 で、入試の件で過敏になった管理側が、TVにまで映ってしまったエクスタシー(映ったのは立て看)を排除しようとした訳だけど、この一連の流れを考えると、結局は、一旦学生やら教職員やらとして籍を持った者の立場は、そこに入れなかった者の立場と比べると強いといわざるを得ないということなのだろうか。いや比べられないんだけど、抵抗する力というのが、普通は育てられることはなくて、というかむしろ押しつぶされる教育をされていて、京大に来て集団的に育てる機会をやっと与えられる、という感じなんですよね。(集団的に、というのは全員が受けられるという意味ではなくて、孤立無援で闘うのではなく、集団の中で機会を与えられる、という意味)
 京大の「自由の伝統」や今残っているかけらなんかは、入試問題を投稿した受験生が行使できるものとなってこそ、本当は意味があるんだろうなあ。そうでない限り、「自由の伝統」はエリートの特権になっちゃうんだよね。

 このエントリを書き出した当初はこういうことを書きたかったんじゃないんだけど、改めて書き出してみたらこんな風になった。

 もちろんエクスタシーの運動は今までそれなりに長く続けてきた成果として支援を得ているのだし、受験生の件と簡単に比較はできないんだけれど、労働者の権利というのは、その会社に雇われて初めて発生するもので、その影には雇われるに至らない者、労働から排除されている者がいたり、というようなことを考えてしまう。
 何より受験生への仕打ちがひどすぎる。彼への支援の声がもっと報道されるべきですね。くびくびへ向けられている支援が、受験生にかかっていた抑圧にまで届くようになればいいな。
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by anti-phallus | 2011-03-06 00:05 | 非常勤問題 | Comments(0)

大学非常勤講師実態調査のお願い

 非常勤講師をしているみなさまにお願いです。
 現在、全国の非常勤講師組合(東海圏、関西圏、首都圏)の合同で実態調査への協力を呼びかけています。
 数年ごとに定期的に行われているものですが、今回はとくに、激変する大学環境のなかで非常勤講師の労働実態がどのように変化しているのか注目されます。

 専業の非常勤講師の方のみならず、本務校を持っている方もぜひお願いします。

 この調査は毎回、数的回答の重要さに加えて自由回答が、非常勤講師の切々とした思い、怒りをたたえていて、読む者に強いインパクトを与えます。

 みなさまのリアルな働き方や思いを社会に伝えるために、どうぞご協力ください。

 →アンケート調査のサイトへ
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by anti-phallus | 2011-01-01 21:04 | 非常勤問題 | Comments(0)

なんでなん!?集会に参加しました

 昨日、エルおおさかで「なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会」に参加しました。
 くびくびかふぇがきっかけでできたネットワークによる企画です。大学で働く非常勤労働者たちが自らを可視化させる数少ない試み。
 労働法学者の脇田さんの講演も良かったし、後半の当事者たちからの報告も内容たっぷりで、ひさびさに参加して良かったと思える集会でした(レイバーネットサイトの報告記事)。飲み会も盛り上がり、わたしなどは最終の新幹線に乗り遅れ、新大阪で一夜を明かしたのでした。。。


 ところでユニオンWAN争議やくびくびかふぇについて考えて改めて実感したのは、非常勤労働者というのは不可視の存在、見えない存在になっているのではないかということです。

 常勤の労働者からは、非常勤の労働者の思いや経験が見えない。非常勤で働くということは職場から、社会からどのように扱われることなのか、見えない。

 今まで自分なりに考えてきたつもりですが、運動に少しコミットする中で改めて、具体的な経験の数々が見えてなかったなと思わされました。また、雇用者は非常勤をどれだけ軽く扱っているかということも。雇用者や常勤労働者がどれだけいいひとでも、非常勤労働者に対しては冷酷な対応をすることがある、じっさいしている。

 それはひとつには、非常勤のおかれた法的立場がそもそも弱いからだと昨日の脇田さんの講演からも確認できた。日本では、正社員が自分の法的権利をきちんと使わずに会社のいいように働かされてしまっているのと裏腹に、非正規はそもそも法的権利が弱い。

 そして、この、正社員から非正規労働者の思いや経験が見えない、ということは、男性から女性の思いや経験が見えないということと近いのではないかと思いました。正社員には、非正社員の立場は、いわれない限り見えてこないという事実があります。もちろん善意や知性でもって理解しようとすることはできるのだけど、あえてそう努力しないと見えない、ということです。わたし自身専任なので非正規労働者のたいへんさ、苦しさを身をもって経験したことがほとんどないのと同じように、男性は女性のしんどさが、言われない限り見えないんだろうなとなんだかしみじみ思っちゃいました。

 社会は平等だという建前があるけど、現実には色んなところで分断線があって、不平等のほうがリアルですよね。そんななかで怖いのは、上の立場にある人が、自分と違う立場の人がいることを認めないこと、自分の経験がすべてだと思ってしまうことだと思います。
 日本社会でジェンダーが最大の分断線のひとつであるのと同時に、正規と非正規の分断も計り知れず大きい。わたしにとって、非正規労働者の当事者たちの声というのはもっともっと知られていく必要があると素朴に実感できたのが昨日の集会の収穫だし、ここ最近の成果でもあります。
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by anti-phallus | 2010-02-28 21:24 | 非常勤問題 | Comments(0)

ユニオンエクスタシー

 ユニオンエクスタシーについて。
 国立大学が法人化を機に、非常勤職員に5年条項を付けたという問題。
 京大の元職員が立ち上がり、占拠して抵抗している。画像も多く、充実しているのでご覧ください。

   ユニオンエクスタシー  

 知れば知るほど、5年条項はひどいな~と実感。ただでさえ臨時職員は時給も低く、不安定でたいへんなんだけど、さらに5年で首切り、というのはひどすぎる。しかも大学という社会的役割のある機関がこんなことを。。。

 その大部分は女性。これは女性のみ募集とか明示的な形でなくても、結果として下層に女性労働者が集中しているという意味で「間接差別」なんですね。しかしほとんどの経営者は差別とは思っていないだろう。無自覚なジェンダー秩序の「活用」。

 そして、最も残念なのが女性労働者自身の意識が見えてこないこと。ああ~歯がゆい。

 非正規とジェンダー問題には今までも少しずつ関わってきたけど、そろそろ本気で調査を始めないといけないかもしれないと、思い出した今日、です。
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by anti-phallus | 2010-02-10 19:02 | 非常勤問題 | Comments(0)