菊地夏野のブログ。こけしネコ。


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2010年 02月 28日 ( 1 )

なんでなん!?集会に参加しました

 昨日、エルおおさかで「なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会」に参加しました。
 くびくびかふぇがきっかけでできたネットワークによる企画です。大学で働く非常勤労働者たちが自らを可視化させる数少ない試み。
 労働法学者の脇田さんの講演も良かったし、後半の当事者たちからの報告も内容たっぷりで、ひさびさに参加して良かったと思える集会でした(レイバーネットサイトの報告記事)。飲み会も盛り上がり、わたしなどは最終の新幹線に乗り遅れ、新大阪で一夜を明かしたのでした。。。


 ところでユニオンWAN争議やくびくびかふぇについて考えて改めて実感したのは、非常勤労働者というのは不可視の存在、見えない存在になっているのではないかということです。

 常勤の労働者からは、非常勤の労働者の思いや経験が見えない。非常勤で働くということは職場から、社会からどのように扱われることなのか、見えない。

 今まで自分なりに考えてきたつもりですが、運動に少しコミットする中で改めて、具体的な経験の数々が見えてなかったなと思わされました。また、雇用者は非常勤をどれだけ軽く扱っているかということも。雇用者や常勤労働者がどれだけいいひとでも、非常勤労働者に対しては冷酷な対応をすることがある、じっさいしている。

 それはひとつには、非常勤のおかれた法的立場がそもそも弱いからだと昨日の脇田さんの講演からも確認できた。日本では、正社員が自分の法的権利をきちんと使わずに会社のいいように働かされてしまっているのと裏腹に、非正規はそもそも法的権利が弱い。

 そして、この、正社員から非正規労働者の思いや経験が見えない、ということは、男性から女性の思いや経験が見えないということと近いのではないかと思いました。正社員には、非正社員の立場は、いわれない限り見えてこないという事実があります。もちろん善意や知性でもって理解しようとすることはできるのだけど、あえてそう努力しないと見えない、ということです。わたし自身専任なので非正規労働者のたいへんさ、苦しさを身をもって経験したことがほとんどないのと同じように、男性は女性のしんどさが、言われない限り見えないんだろうなとなんだかしみじみ思っちゃいました。

 社会は平等だという建前があるけど、現実には色んなところで分断線があって、不平等のほうがリアルですよね。そんななかで怖いのは、上の立場にある人が、自分と違う立場の人がいることを認めないこと、自分の経験がすべてだと思ってしまうことだと思います。
 日本社会でジェンダーが最大の分断線のひとつであるのと同時に、正規と非正規の分断も計り知れず大きい。わたしにとって、非正規労働者の当事者たちの声というのはもっともっと知られていく必要があると素朴に実感できたのが昨日の集会の収穫だし、ここ最近の成果でもあります。
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by anti-phallus | 2010-02-28 21:24 | 非常勤問題 | Comments(0)